エイガールの映画ブログ

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映画『イコライザー』の感想

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タイトル

原題は『The Equalizer』。意味は「等しくするもの」。世の中の不条理を平等にするという意味が込められていると考えられる。その仕事人が主役ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)。

 

ストーリー

ホームセンターで働くマッコールはごく普通の市民として日々を過ごしている。趣味は読書で夜中にBRIDGE DINERというダイナー(日本でいうファミレスみたいなところ?)へ通う。そこで毎晩のように顔をあわせる娼婦のテリー(クロエ・グレース・モレッツ)と会話をする(テリーの本名はアリーナ)。テリーがロシアのマフィアの元締めにひどく殴られていることを知ったマッコールは現金を持ってマフィアと交渉に行く。交渉は決裂し、マッコールはマフィアの武器である銃、ナイフ、その場にあったワインオープナーを用いてマフィアを皆殺しにする。その時間はわずか19秒。映画をみていくうちにマッコールは元CIAの捜査官であることがわかるが、短時間で仕事を終えることが流儀。この仕事がきっかけとなり背後の更なる大きなマフィアの組織と戦うこととなる。

 

印象に残ったシーンと台詞

★娼婦テリー役のクロエ・グレース・モレッツ

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この役のために体重を増やしたというクロエ。ロシア語も流暢に話す。メイクだと思うが目の下にクマを作り、露出の多い服を着て、どこか陰のあるしゃべり方をするクロエは『if i stay』のミア役とは別人。女優として幅のある演技をみせたクロエ。出演時間は少ないが本作ではマッコールの心をつかむ重要な人物。最後の方にも出演シーンが少しあり、そのときの髪型は『if i stay』のミアと同じ。

クロエ・グレース・モレッツのその他出演映画もcheck! 

★”body, mind, spirit”

「身体、心、精神」。マッコールがテリーに言う台詞。歌手を目指すテリーを応援するときに使う言葉。元CIAのマッコールが訓練のときにつかっていたのだろうか。

★“you can be anything who you wanna be”

「なりたい人になれる」。これもマッコールがテリーに言う台詞。指導者的な立場の人がつかいそう。誰かを励ますときにも使えそうな台詞。

★戦闘シーン

マッコールの戦闘シーンは、さすが元CIAで一撃が強い。無駄がない。ワインオープナーや有刺鉄線を使って戦うのはその場にあるもので戦うというイコライザーの流儀。暴力的なシーンも多いため、PG12。

 

まとめ

アクション映画にしては長い132分。次々とアクションシーンがある訳でもなく、デンゼル・ワシントンの渋い顔と共に淡々とロシアンマフィアが倒されていく。19秒で仕事を終えるという宣伝文句も最初の戦闘シーンだけで、敵が大物になるにつれて到底19秒では収まらない戦いが繰り広げられる。ホームセンターが舞台となる戦いでは銃弾戦が繰り広げられ、普通に使うだけでも危険なホームセンターの道具で戦い、最後はスプリンクラーまで回って店中水浸しになってしまう。このホームセンターはしばらく営業できないだろうなぁと冷静になってしまうくらい時間の長さを感じてしまった本作。テレビシリーズも見ていればもっと楽しめたかもしれない。