エイガールの映画ブログ

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映画『ランナーランナー』の感想

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タイトル

原作も同じ『Runner Runner』ポーカー用語。最後の2枚のカードで大逆転すること。実話に基づくオンライン・ポーカーの詐欺事件の話。ストーリーに沿ったタイトル。

 

ストーリー

名門プリンストン大学修士号の取得を目指すリッチ―(ジャスティン・ティンバーレイク)は学費を稼ぐためにオンライン・ポーカーで全財産をすってしまう。ところが、オンライン・ポーカーの相手の勝率が高すぎることに気付いたリッチ―は証拠を持ってサイトのオーナーのブロック(ベン・アフレック)を訪ねるために中米コスタリカへ渡る。ブロックはいかさまとリッチ―の才能を認め、カジノ経営のコンサルタントとしてリッチ―に仕事をオファーする。高額の報酬を約束されたリッチ―は大学を辞め、コンサルタントとして働くことに。プリンストン大学の仲間も呼び、大金を稼ぐリッチーだがFBIに目をつけられる。ブロックは顧客の金をつかってカジノ経営をし、その罪をリッチ―に着せようとしていた。それに気づいたリッチ―は人生をかけて自分の身を守る。

 

印象に残ったシーンと台詞

★俳優としても大活躍のジャスティン・ティンバーレイク

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ソーシャルネットワーク』でナップスターの創始者ショーン・パーカーを演じて称賛を浴びたジャスティン。歌手として大活躍していたジャスティンは俳優としても活躍の幅を広げる。本作でも野心家で有能な青年を違和感なく演じている。本作で俳優活動を休止し、シンガーとして再始動。

★ブロックのマインドコントロール

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カジノ経営者としてハードな交渉をするブロック。部下には徹底的に自分がボスであることを叩きこむ。部下の才能を認めて報酬をチラつかせ、ときには体を張らせて痛い目に合わせる。「良心を感じたらそれは怖れだ」と言って部下にNOを言わせない。バットマンに出演するために体を鍛えているからか貫禄のあるベン・アフレック。スーツの着こなしもばっちり。

★ヒロインのジェマ・アータートン

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レベッカ役のジェマ・アータートンは『007/慰めの報酬』のボンドガール。本作でもセクシーなドレスを着こなし、ブロックとリッチ―を翻弄する。

 

まとめ

レオナルド・ディカプリオ製作、ブラッド・ファーマン監督の全米を震撼させたオンラインカジノ事件から着想を得た本作。実話とは思えないほど映画のような事件。オンライン・ポーカーの恐ろしさも伝えている。91分と短く、テンポが良いためエンターテイメントとして気軽に楽しめる。スカッとする映画。