エイガールの映画ブログ

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映画『君への誓い』の感想

 

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タイトル

原題は『The Vow』。「誓い」という意味。夫婦の話であるため、結婚式のときの誓いがタイトルになっている。二人に降りかかる困難を乗り越えると誓ったことを意識していると考えられる。

 

ストーリー

夫婦であるレオ(チャニング・テイタム)とペイジ(レイチェル・マクアダムス)は車の衝突事故に遭う。病院に運ばれて目を覚ましたペイジは先に回復した夫レオを病院の先生と間違える。妻ペイジは事故により記憶を失ってしまったのである。夫レオのことは認識できないペイジだが、両親のことは覚えていた。つまり、ペイジはある一時点からの記憶を失ってしまったのである。レオは懸命に自分のことを思い出してもらおうと努力するが、ペイジの記憶は戻らない。二人の間の距離はどんどん広がっていってしまう…。

 

印象に残ったシーンと台詞

★黒髪ショートのレイチェル・マクアダムス

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ブロンドで映画に出演することの多いレイチェル・マクアダムス。本作ではアーティストのペイジ役で黒髪のボブスタイルである。個人的にはとても似合っていると思う。自由奔放に生きる小悪魔的なペイジのファッションにもマッチしている。レイチェル・マクアダムスの可愛さはチャニング・テイタムもアメリカのトークショー『The Ellen DeGeneres Show』で語っている。

★チョコレートのロシアンルーレット

カフェでワッフルを食べた後のデザートとして出てくるチョコレートBOX。味のわからないチョコレートを交互に次々と頬張るロシアンルーレット。実際にチョコレートを食べるという大変な撮影を楽しそうに演じる二人も苦労した様子。ペイジが笑った瞬間に口からチョコレートのかけらが飛び出して自分の髪の毛についてしまうシーンは偶然撮影できた雰囲気が伝わってくる。

★風邪を引いたペイジへの贈り物

体調が悪そうなペイジがカフェ・モーニックで仕事をしているところにひとつの箱が届く。開けてみると、“for your nose”(鼻に)のポストイットがついたティッシュ箱、”for your head”(頭に)は頭痛薬、”for your heart”(心に)はレオの写真、”for later”(後で)はセクシーな下着。実際のところ、最後の二つは恥ずかしくなってしまうが体調の悪いときに差し入れの気遣いは嬉しい。プレゼントを開ける様子をなぜかカフェの外から見ているレオ。しかも外は雨が降っていて傘も差さずにレオが立っている。謎のシチュエーションにもかかわらず片手をあげて挨拶するチャニング・テイタムがスローモーションになる演出はカッコ良く見える。

★涙を浮かべるチャニング・テイタムの熱演

ペイジの記憶を取り戻せると信じて2回目の初デートをするなどできる限りの手を尽くすが空回りしてしまう。世界一ペイジのことを愛している自信のあるレオ。その気持ちを目に涙を浮かべて熱演するチャニング・テイタムの演技は素敵。

★ブルーベリー・モヒートはお嬢様の飲み物?

アーティストになる前のペイジはお金持ちのお嬢様としてロースクールに通っていた。定番の飲み物はブルーベリー・モヒート。レオにしてみるとこれはお嬢様の飲み物らしい。日本ではあまり聞かない飲み物。バーで注文してみる価値あり!

 

まとめ

舞台は芸術の街としても有名なシカゴ。ペイジとレオの結婚式も美術館でこっそり行われる(途中で警備員に見つかってしまうが)。同時にシカゴは弁護士の街としても有名。雪が降るシーンも寒いシカゴの街の象徴である。本作は実話に基づいている。夫の辛抱強さには世界中の女性が感動し、全米で1位となった。