エイガールの映画ブログ

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映画『ラブ・アゲイン』の感想

 

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タイトル

原題は『Crazy, Stupid, Love』。直訳すると、狂おしくも愚かな愛といったところでしょうか(日本語にするとシリアスな感じに…でも本作はラブ・コメディ!)。邦題のラブ・アゲインは、物語の中心となるウィーバー夫妻が離婚の危機から脱する点に着目してつけられたのかも。

 

ストーリー

ごく普通の中年男性キャル(スティーヴ・カレル)は突然妻のエミリー(ジュリアン・ムーア)に別れを告げられる。しかも浮気相手の名前ディビッド・リンハーゲン(ケヴィン・ベーコン)まで明かされる。別居することになったキャルは自暴自棄になり夜な夜なバーへ通い、誰彼構わず愚痴を言う。そんなキャルの様子を見かねたプレイボーイのジェイコブ(ライアン・ゴズリング)はキャルに自分流のモテる流儀を教える。ハイセンスな服装から口説き文句まで身に付けたキャルは女性を落としまくる。しかし、心の底では25年もの結婚生活を連れ添ったエイミーが恋しい。キャルは再結婚の儀式(離婚はしていないが)を子ども達ロビー(ジョナ・ボボ)、モリ―(ジョーイ・キング)と計画するが、とんでもない事態に!

 

印象に残ったシーンと台詞

★絡み合った恋愛模様

ストーリーはキャルを中心に書いたが、本作では様々な恋愛模様が描かれている。キャルの子どもロビーはベビーシッターのジェシカ(アナリー・ティプトン)に片想い。歳の差を理由に相手にされない。一方でジェシカは良き父・夫であるキャルに片想い。プレイボーイのジェイコブはハンナ(エマ・ストーン)と恋に落ち、自分らしくない真剣な交際をスタートする。

★キャルの変貌

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だぼだぼのポロシャツにニューバランスのスニーカー、GAPのジーンズ、財布はマジックテープ付きというお世辞にもおしゃれとはいえないの中年男性だったキャル。ジェイコブの指導により身体を鍛え、オーダーメイドのスーツを買い、スキンケアまで始めたキャル。イメージチェンジをしてバーに登場するシーンは、こんなにカッコ良かった!?と思ってしまうほど。男の人はスーツでかなり印象が違うことを改めて実感。GAPには失礼だと思うが、ジェイコブの”Be better than the GAP.”(ギャップより上を目指せ)という台詞が面白い。

ライアン・ゴズリングの筋肉がすごすぎる

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キャルとのサウナのシーンも含め、ジェイコブの鍛え上げられた筋肉は本物なのか疑ってしまうほど。シャツを脱ぐよう指示したハンナもつい”It’s like you’re photoshopped!”(フォトショップで加工したみたい!)と言う。『きみに読む物語』のときよりもかなり増量している。スーツの着こなしも文句なし。

 

まとめ

最初から最後までどんちゃん騒ぎのラブコメディ。豪華なキャスト陣と絡み合った恋模様で鑑賞者には最後まで見ないとわからない秘密も隠されている。絶対に巻き込まれたくはない状況に笑ってしまう要素が盛りだくさん。それでいながら色んな形の”LOVE”を語っている脚本が秀逸。